2009年9月28日月曜日

アイガモ 引越し しました。

 ここんとこ新潟も、朝晩 めっきりと冷え込むようになりました。今日から、長袖の服を着て仕事に出ています。

連休明けから、天候にめぐまれたので、近隣の田んぼも、ほとんど稲刈りが終わっています。


 昨日(27日)は、休みだったので、いつも何かあると手伝ってくれる、I藤君に来てもらって、アイガモの引越しを行いました。  もう慣れたもんで、すぐに捕獲することができました。



今までは、近所の農家さんの所で飼わせてもらっていましたが、そこから軽トラを貸してもらって、田んぼの近くの親戚のオヤジの小屋へ、移動させました。

  
 その親戚のオヤジ、何年か前にも、食用に野鴨を飼っていたくらい鴨鍋が好きなようで(酒も…)、毎年 時期になると、自分のカモを何羽か上納する代わりに、切り分けて加工してもらっています。

(一昨年の冬 頼んでおいた肉を取りに行ったときに、「今日は、気分が乗らンかったんで…」とかって言われて、胴体だけ羽をむしった、首と、羽付きのヤツを渡されたときには、正直 度肝を抜かされました。    しょうがないので、I藤君と、切り分けてから、喰いましたが…)


 ここ2年くらい、冬場は、自分 出稼ぎに行ったりして、新潟を離れていましたが、その間、田んぼで飼っていたアイガモに、餌をやったり、脱獄したヤツラを戻してもらったりと、いろいろ面倒見てもらっていました。

 ついでなんで、書いておきます、今年の春の出来事です。 オヤジから電話が掛かって来て、

「お前ェ~ 鴨の肉 喰うヶ?   逃げたカモ捕まえてやったけど、重テかったスケ 潰したンけど いる(欲しい)んだったら やる(あげる)ゼ~!」 (コテコテの新潟弁を使います。)    

 自分が、せっかく残しておいたカモだったんで、 「はァ~~ 喰う時期でもないのに、何言ってケツカッてんだ、このオヤジは…」と、思いつつも、「ぅ~~ん 喰うょ~」とかって言って、速攻 肉を取りに行ってた自分がいました。

 帰りがけに、長ネギも、新聞紙に包んで渡され、「ご馳走さまですぅ~。」とかって言って帰ってきましたが、 家に帰って、よく考えてみたら、勝手に人のカモ 殺しておいて、挙句には恩にまで着せられたみたいで、何か納得いきませんでした。 


 そのオヤジが、鴨鍋のシーズンの備えて、カモに脂を乗せたいらしく、自分で餌をやって飼育したいってコトでしたんで、今回の引越しとなった訳です。   (オヤジ 70歳とっくに過ぎているんで、冬のぬかるんだ田んぼに入って、泥だらけになって捕獲するのも、大変なんで、たぶん それもあると思います。)



 カモ達は、結構 広かったところから、2畳半くらいの狭い、おまけに軍鶏もいるって処に移されましたが、水浴び用の水槽も完備しているし、とりあえず、イイ食事にありつけることは間違いないので、しばらくは、イイ生活を堪能できるんではないかと思っています。

 6月頃から、約4ヶ月 毎日 朝晩 餌やりに通って、昨日で その任務から一時的に開放されましたが、今日も、その時刻になると 「あ、餌の時間だ…」とかって思ってしまっています。 習慣ってのは、凄いもんだと感じています。


 

 27日 午後から、カモを永いこと飼わせてもらっていた農家さんのところで、お礼も兼て、乾燥が終わった新米の袋詰め作業の手伝いをさせてもらいました。  自分トコの米も今年から、ここで乾燥、調整してもらいます。

今も雨が降っていますが、今週は、雨の予報が何日か出ているので、来週の日曜日の稲刈りは、難しそうです。  

 ここに来ての雨は、ヒジョ~に痛いです。

 

2009年9月23日水曜日

世間では稲刈りが、本格的に行われています。

世間では、秋の大型連休だったようで、休みの前半は天候に恵まれたので、兼業の農家さんの田んぼを中心に近隣のコシヒカリの稲刈りが進んでいます。

隣の田んぼのおじいさんも、土建屋に勤めにでているようで、連休あたまの20日に稲刈りを済ませていました。

昨日(22日)から、雨が降ったりしていて稲刈りが出来ないので、大多数の兼業農家の人は、これから会社を休んだりしないといけなくなるので大変だと思って見ています。

先週に続いて、またこの雨で、ウチの稲の倒伏した面積も少し広がりました。が、一昨年は、9月に入ってから、ほとんど雨が無くてイマイチの作柄だったんで、適当に水分もらえてイイのかもしれません。


 この休みに、アイガモを親戚のオヤジの小屋へ移動するつもりでいました。 (なんか、自分で好きなようにエサをやって、カモに脂を乗せたいらしいです。)

昨日、「若い衆(I 藤君)から、移動するんだったら手伝いに行きますよ~。」って電話もらったんですが、

自分、昨日(22日)からやっと休みになったんで、面倒になって断ってしまいました。そしたら、今日も雨で、やる気が起きないで、結局 来週には、やっとかなければいけない状況になってしまいました。

やっぱ、出来るときにやっとくべきだったと、後悔しています。


 稲刈りは、刈った米の運搬をしないといけなくなったので、出来ればバイトを休みたくないので、10月あたまの日曜日(4日)にでも出来たらいいな~と思っています。  晴天が続いてくれることを祈ります。

 ↓の写真 14日と今日(23日)のヤツです。  同じアイガモ農法区ですが、葉っぱの色がだいぶ褪めて来ています。        そんな状況です。   

2009年9月15日火曜日

久しぶりに雨が降ったと思ったら…

 この界隈では、早稲品種の稲刈りが、始まっています。

 暫く天気が続いていて、田んぼの乾き過ぎを心配していましたが、この土日(12,13日)の雨と強風には、参りました。  近隣のコシヒカリも、結構 倒れました。

隣の他所の田んぼの稲も、写真右側の様に全面倒伏しましたが、ウチんとこの不耕起区の稲(左側)は、なんとか持ちこたえました。


 が、しかし、アイガモ区の稲が、日陰になっていた部分が、倒れた為、そこから将棋倒し状態になって、こんなカンジになっています。  ↓



 できれば、稲刈りまで、あと約2週間、この辺で踏みとどまっていてもらいたいものですが、もう ど~にもならないので、あとは天に任すしかありません。

ただ、去年は、お盆過ぎから倒伏してたわりには、収穫量も平年以上にあったので、今年はそんなに心配していません。   (稲刈りが大変でしょうけど…)
 

 土日に東京から、今年は、仕事の都合で来れませんでしたが、去年は草取りに何度もきてくれたアニキ分が、田んぼの様子を見て行ってくれました。

ありがたいことに、毎年、ウチんとこの米を買ってもらって食べてもらっているんですが、それだけでも嬉しいのに、

実際に現場を見てもらえて、そして、その米を食べてもらえるってことは、生産者冥利に尽きるってカンジでとても嬉しいってことを、改めて感じました。


 バイト先(農材屋)の社長も、田んぼの様子を気にして見ていてくれたらしく、つい先日も田んぼの話になりました。

この社長もいろいろと協力してくれて、微生物資材や肥やしを安く提供してくれたり、支払いを永いこと待ってもらったりと、本当に良くしてもらっています。


 たくさんの方々の応援いただいて、エンド- 稲作をすることが出来ています。


2009年9月9日水曜日

今頃ポールの片付けしてます。(それも手伝ってもらって…)

おかげさまで、稲も順調に稔りつつあります。左側の田んぼが、アイガモ農法区の田んぼです。10月前後に稲刈りの予定です。

 今日(9月9日)、仕事帰りに自分のバイト先の、現場部隊に所属しているS藤さん(写真)を、半強制的に駆り出して、

アイガモの逃亡除けのネットを張るのに使っていた、ポールの撤去作業をしました。

 
 本当は、やる気になっていれば7月の内に撤去できていたのですが、「ま、そのうち片付けるか~」とかって思っていたら、9月になっていて、稲刈りも迫ってきたので、やっと重い腰を上げたってカンジです。  (エンドー 結構 そういうトコだらしない人間です。)

 このS藤さんとは、不思議と息が合って、現場でも、ほとんど一緒に勝手にコンビ組んで楽しく作業しています。(ジャイアント馬場とジャンボ鶴田並みの強力タッグです。)

  自分が、稲作を始めたときから、特別な作業があるときは、仕事帰りに、ダメモトでお願いしてみると嫌々ながらも、よっぽどのことが無い限り来て手伝ってくれています。

今年は、小雨の中を手で田植えしてくれて、カモの捕獲のときも来てくれました。 

(いつもの年だと、この時期に、種を落とさないように、稲よりでかくなった雑草(ヒエ)の穂を抜く作業も手伝ってもらっていますが、今年は、アイガモ除草にも成功したので、その作業はなくなりました。)

 そんなカンジで、心身ともに助けてもらえる仲間のおかげで、趣味の稲作を継続できています。


 日曜日(6日)に、家の裏にある大家さんの畑を借りれたので、畑作りをしました。

草を刈ってから、石灰、鶏糞、米ヌカ、天然塩、TN菌を撒いて、小型耕運機を借りてきて耕運して、植え付けに備えました。

 去年の12月から今年の2月末まで、訳あって、エンドー スリランカにあるNPOの施設の敷地を開墾して、鍬一本で畑をつくって来ましたが、この作業をしてて、そのときのことを思い出しました。

肥料といえば、牛糞堆肥くらいしかなかったあそこと違って、日本には、肥料でも資材でも機械でもなんでもあって、いい国で生活してるってことを再認識させられました。


 ここには、前にカモに喰われた、葉っぱ系の苗の生き残りと、玉葱を植える予定です。

エンドー、ここんとこ夕飯は、玉葱入りの、味噌汁かインスタントラーメンに玄米っていうカンジです。

玉葱があれば、とりあえず何かおかずになるので、1年間買ったり貰ったりしなくても喰える量を、植える予定でいます。


 

2009年9月1日火曜日

佐渡へ行って来て思ったこと その2

 佐渡では、新穂という、トキの飼育センターのある村での工事でした。

去年あたりから、トキを野生に戻そうと、何羽か放し始めたようです。

仕事の最中に、その辺を翔んでいないか?とか思って、時々空を眺めたりもしました。
(民宿の女将さんでも、、放鳥したときに見たきりだってことで、簡単に見れると思ってた自分がバカでした。)


 何年か前からトキを野生に戻す計画があったようで、少しでも棲みやすい環境を整えようと、

佐渡では田んぼの畔際の雑草退治に除草剤を使うことが禁止されているって話も聞いていました。

実際に行ってみると、丁度 草刈の時期だったらしく、あっちこっちで草刈機のエンジンの音が聞こえていました。

 それも、草を刈っているほとんどの人が、70歳を過ぎたような老人で、婆さんまで機械を使っていました。(若手の農家さんは兼業で、会社勤めかなんかで、休日とかに作業しているのかもしれませんが…)

農家の高齢化現象を垣間見たような気もしつつ、定年っていうのが無いってのが農業のイイところだな~とかって思ったりもしました。



 それと、食い物のことについても書いておきます。

8日間、民宿で、お世話になっていたんですが、夕食のおかずが、品数 量とも沢山で、(ウチの夕食のおかずの4~5日分くらい) 残さないように食べるのがたいへんなくらいでした。
 
自分、家にいるときは、昼、夜の2食です。 最初のころは、宿で朝飯を喰って昼になると、腹が減って無くても、お昼だからってことで、皆んなと弁当買って喰ってましたが、

一食分、胃に余計な作業をさせてしまって、負担がかってるのか、なんか疲れるんで、3日目から昼飯喰うのをやめました。

 そんなことしてたら、他の日本人も、別に腹が減ってなくても、ご飯を喰う時間だからって、食っていたり、3食喰うもんだっていう固定概念があって、とりあえず喰っているんではないか?って思えてきました。

 何年か前から、日本の食糧自給率の問題が取りざたされていますが、べつに3食喰わなくても2食で足りるって人が増えれば、けっこう向上するんでないかな?とかって思ったりもしました。


 それと、宿で出るご飯(たぶんコシヒカリ)が、やたらと旨く感じました。

自分、普段 玄米で喰ってるんで、余計にそう感じたんだと思いますが、もしかして、コシヒカリってヤツは、やっぱり白米で食べるべきの品物ではないのか?って疑問も湧いたり、

玄米で食べた方が、旨いって言う品種の米も、どこかに存在しているんではないかな~とかって思ったりもしました。


 そんなカンジで、いろいろと感じることの出来た出張になりました。  

余談になりますが、エンドー 帰りの船上で、飛んでいるカモメを素手でとっ捕まえるという快挙を成し遂げました。  (周りで見ていた人から、「可哀そ~」っていうようなヒンシュクの目で見られましたが…)

その後、油断してたらクチバシで、顔に真一文字の傷を付けられてしまいました。  あの超~鋭いクチバシには要注意デス!


 帰りに田んぼへ寄ってきました。  留守中、雨や風の日があったりしたんで、倒伏していないか?仕事中も時々思い出して心配してましたが、無事に立っていて、稲姿もだいぶ変わっていました。

 ただ、アイガモが2羽行方不明になっていました。        猛獣にでもやられたんだと思います。

  
          

  ↑ウチの不耕起区        ↑ 他所                  

佐渡へ行ってきて思ったこと、その1


8月の23日に、東京と地元の方が来てくれて、田んぼに原塩を撒く作業を手伝って行ってくれました。


 24日から、昨日31日まで、佐渡へイチゴの高設栽培用のベンチ造りに長期間行ってきました。

いろいろと思ったことがあったので、書いておきます。


 たまたま工事に行った農園でも、無農薬の米作りをやっていて、そんな話しになって、自分もアイガモ農法もやってるって話しをしたら、

「あれは、虫とかを食べてしまって、アイガモが一人勝ちになって、本来の田んぼの生態系では無い。」とかって言うような、完全否定した言い方をされてしまいました。

前にも、ウチの田んぼを見学に来た、稲作もやったことの無い人に、同じようなことを言われたことがありました。

たぶん、狭い世界なんで、どこかで、同じ先生が言ってた話しを誇らしげに言っているんだと思いましたが、今回も反論したところでしょうがないんで、話しするのをやめました。

 確かに、本来の理想とする田んぼの環境からいえば、そうかもしれませんが、ダッシュ村とか、ニュースとかでメディアに取り上げられて、

環境にやさしい農法だったり、食の安全をアピールしてきた貢献度は、相当に大きいと自分は思います。

自分の管理しているアイガモの田んぼに限って言えば、近所が新興住宅地になっていたりしているんで、

その辺の住民の散歩のコースになっていて、孫や子供を連れた方たちが、毎日カモを眺めて楽しんでいってくれます。

「見てると癒されますね~。」とか、「来年も飼うんですか?」とかって言われたり、7月末にカモを引き揚げた後の田んぼの前で、アイガモの姿をさがす親子なんかの姿をみせられて、

失敗続きの何年かでしたけど、そんなのもあって、やめられずにいたってことも確かです。


 それと、佐渡の農園さんでは、前まで不耕起栽培もやっていたそうなんですが、球根系のクログワイなどの超強烈な雑草が増えてきたり、いろいろあって、その栽培法をやめてしまったそうです。

6年前に自分も今の田んぼに移ってくる前に借りていたところで、その雑草とりで大変な思いしたことがあって、今のところに移って来た年にも、少しそれがありましたが、

アイガモを入れるようになってから、ほとんど見かけなくなりました。

その草は、球根を取らないと地下茎でつながって、子供の球根を作ってどんどん増えるので、あの当時にアイガモ農法を始めてなかったら、

相当な高確率で、稲作を辞めていたと思います。


 そんなことで、批判する人もいますが、自分は、これはこれで良い農法だと思っています。

日本で、稲作やってるうちは、アイガモ農法をやめないつもりでいます。 


 他にも佐渡で思ったことがあるので、また近日中に書こうと思っています。